御前会議 (文春文庫 (115‐11))
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ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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日本人の権力の不思議さを考えさせられる
日本がアメリカと戦争を開始するまでの経緯を当時の史料を元に再現した本。当時の史料は、カタカナ混じりなので、読みにくいが、逆にそのために、生々しく再現される。 資源や工業力が日本とアメリカでは、大差があり、勝つことが不可能だと誰もが考えていたにもかかわらず、戦争への道を進んでいく様子が生々しく描かれている。本書を読むと、日本の権力構造の不思議さがよくわかる。 少なくとも太平洋戦争に関しては、天皇も東条首相(当時)も軍部も、独裁者だったわけではなかったように思える。しかし、何となく、ずるずると、戦争に向かっていき、誰も食い止めることができなかったようだ。 それが何か、そういう状況をどうやって防ぐのか、という答えは無いのだが、現在の日本でも、同様だと思う。同じような状況に自分が陥ったとき、果たして自分がどうするのだろうか、と考えさせられた。
文芸春秋
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