出口問題研究会の入口がわかりません
出口問題、つまり食べることに対する出すことに関した本『はばかりながら』。 専門書ではなく、エッセイですね。 出口問題、トイレ問題に興味を持った推理小説作家が、トイレ同士と共に議論したり奔走したりする行状記です。多数の参考文献や、本人の体験、取材等に基づいて書かれているようですが、どうしても記事に信憑性が持てない部分が無いとは言い切れないのです。 例えば、江戸時代長崎出島で唯一日本と交易していた西洋人はポルトガル人でした? また、浄化槽に関する記述も、昔はそうだったのであろうことは否定はしませんが、それがまるで現在にもあてはまりそうな誤解を受けます。 そして出口問題研究会のホームページ、このレビューを記述している時点で既に削除されているようです。 というわけで、☆は2つ。だけどトイレ問題に注目した着眼点を汲み取って☆3です。
集英社
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